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墓じまいの費用は誰が払う?相場や内訳、払えないときの対処法を解説!

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墓じまい 誰が払う
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墓じまいの費用は誰が払うの?

費用を払えなかったときの対処法は?


墓じまいの費用負担についての疑問を解決します。

目次

墓じまいの費用は誰が払う?【結論】誰が払ってもOK!

墓じまい_家族親族へ相談

墓じまいの費用を誰が払うべきなのでしょう?

結論からお伝えすると、誰が払ってもOKです。

しかし一般的には、墓じまいの費用はお墓の名義人(継承者)が払うケースが多いです。

とくに、家の長男・長女が費用を支払うケースが多く、負担が集中してしまうのが実情です。


兄弟姉妹や親族含めて、お墓の関係者全員で平等に費用負担するのが理想的とはいえ、そう簡単に折り合いがつかないのが現実です。

とはいえ、墓じまいの費用を支払うのはさまざまなケースが想定されます。

下記では、墓じまいの費用を負担する4つのケースについて紹介します。

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1. 祭祀継承者が払う

墓じまいの費用を払うのは、祭祀継承者が一般的です。

祭祀継承者とは、お墓の所有権を受け継いで祖先の供養をとりおこなう人のこと。

お墓の所有権を有するのが祭祀継承者なので、祭祀継承者が墓じまいの費用も負担するケースが多いのです。

なお、一般的に一家の長男・長女が祭祀継承者になることが多いです。

2. 祭祀継承者の両親に払ってもらう

墓じまいの費用は、思いのほか高額になる場合も多いので、お墓の継承者だけで負担するのは難しいです。

そのため、祭祀継承者の両親に支払ってもらうケースもあります。

現役世代はとくに、税金も増え、負担も多いため、親世代が率先して「子どもの負担を減らしたい」と考え、費用を支払うことも多いのです。

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3. 兄弟姉妹と協力して払う

祭祀継承者に兄弟姉妹がいる場合は、全員平等で費用を負担する方法もあります。

誰か一人だけが費用負担するのは、正直、酷な話です。

それぞれの事情を考慮したうえで「平等」になるよう費用負担するのが合理的です。

兄弟姉妹とはいえ、お金の話を切り出すのは難しいかもしれませんが、逆に、費用負担をあいまいにしておくとトラブルになったり、遺恨が残ったりしてしまいます。

各自の負担割合や金額などを明確にしておくことが重要ですね。

4. 親族に一部を払ってもらう

先祖代々の遺骨が納められているお墓の場合、親族(=両親の兄弟姉妹)にも費用負担してもらうこともあります。

お墓の関係者全員で墓じまいの費用を払うのは合理的です。

ただし「親戚だから払って当然」というわけではありません。

あくまで協力を仰ぐ形で費用負担を打診することをおすすめします。

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墓じまいの費用の内訳

墓じまいにかかる費用は30~250万円が相場です。

墓じまいの費用の内訳をまとめますね。

墓じまいの費用(内訳)
合計30~250万円程度
墓石の解体・撤去15万円~50万円程度
8~10万円/㎡程度
魂抜き3~10万円程度
離檀料5~15万円程度
行政手続き数百円~1,000円程度
新しい供養先5万円~150万円

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墓石の解体・撤去

墓石の撤去・解体工事は15~50万円ほどが相場です。

1㎡(1m×1m)あたり8~15万円ほどが相場になる場合が一般的です。

しかし、墓地の立地や広さ、墓石の大きさによっても費用は変動します。

大規模な墓石の場合、撤去・解体にかかる石材店の人数、重機・特殊器具の使用有無によって高額になる可能性もあります。

魂抜きたましいぬき

魂抜きたましいぬきには3~10万円ほどの費用負担が発生します。

魂抜きたましいぬきとは、閉眼供養(へいがんくよう)または(へいげんくよう)とも呼ばれます。

お墓を解体・撤去する際、お墓に魂が残ったままでは工事できないので、「お墓から仏様の魂を抜くため」に魂抜きは必要不可欠なのです。

魂抜きを執り行う住職さんへ、感謝の気持ちとしてお布施をお渡しします。

離壇料りだんりょう

離壇料の相場は5~15万円ほどです。

離壇料が発生するのは、お寺の境内にお墓を立てている寺院墓地の場合です。

離檀料が発生する理由は、墓じまいを行うとお寺の檀家もやめることになるからです。

お寺の住職さんへ、これまでの感謝の気持ちとして包むお布施が離壇料なのです。

離壇料の相場に決まりはありませんが、離檀料を渡さないと、墓じまいがスムーズに進まないことがあるので、お寺とトラブルにならないよう細心の注意を払ってください。

なお、離檀料をはじめ、墓じまいのお布施の費用相場を下記記事でまとめています。

行政手続き

墓じまいの行政手続きにかかる費用は数百円~1,000円程度です。

墓じまいに必要な書類は下記のとおり。

墓じまい(改葬)に必要な書類
改葬許可申請書墓地のある自治体役所にて発行
埋蔵証明書現在の墓地管理者が発行
受入証明書新しい遺骨の埋葬先にて発行
承諾書墓地のある自治体役所にて発行
※墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合
申請者の身分証明書写し書類の申請者の身分証明として発行

発行手数料はかからないことが多いですが、お墓のある自治体が遠方の場合、郵送費用などに費用がかかります。

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新しい供養先

お墓を解体・撤去すると、遺骨を新しい場所に移す必要があります。

供養先を新しくするための費用が5~150万円ほどです。

なお、新しい供養方法には下記のようなものがあります。

供養先を新しくする費用
墓石のお墓50~150万円
永代供養墓10~100万円
合祀墓3~30万円
納骨堂30~100万円
樹木葬10~100万円
散骨5~30万円
手元供養5~20万円
送骨1~10万円
あくまで費用の相場です。

墓じまいの費用については下記記事でくわしく解説しています。

墓じまいの費用を払えないときの対処法

墓じまいの費用は30~250万円が相場なので、気軽に支払える金額ではないです。

ここでは、墓じまいの費用を払えないときの対処法を紹介します。

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自治体の補助金制度を利用する

自治体のなかには墓じまいの補助金を受けられる地域があります。

自治体によって補助金額もかわりますし条件も違いますが、10~20万円ほどの補助金を受けられることが多いです。

ただし、墓じまいの補助金をもらえる自治体は全国でもごく少数。。。

対応している自治体が少ないのが残念なポイントです。

墓じまいの補助金のでる自治体はこちらで紹介しています。

メモリアルローンに申し込む

「メモリアルローン」とは、お墓の購入・撤去などに充てるお金を借りるためのローンです。

メモリアルローンの特徴
  • 簡単に申し込める
  • 使い道が限定されている
  • 返済期間が長めに設定されている
  • 一般的なローンより審査に通りやすい
  • 金利が10%くらいに設定されている

メモリアルローンは銀行や大手の信販会社などで取り扱っています。

通常のローンより審査期間が短いため、急いでいる場合でも資金調達しやすいでしょう。

なお、墓じまいのメモリアルローンについては下記記事でもくわしく解説しています。

お寺や霊園に相談する

墓じまいの費用負担が厳しい場合は、お寺や霊園に相談することも検討しましょう。

なぜなら、墓じまいの費用には離檀料や法要も含まれ、数十万円にもおよぶケースも多いのです。

金銭的な事情がもとで墓じまいできないなら、お寺や霊園に方に、正直に打ち明けることで何かしら考慮してくれる可能性があります。

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墓じまいせず放置してしまったらどうなる?

墓じまいの費用を払えないからと、墓じまいせず放置してしまうとどうなるのでしょう?

下記2つのプロセスを経て、お墓が撤去されてしまいます。

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管理費を請求されつづける

お墓の所有者は、寺院や墓地管理者に対して管理費を支払っています。

もし、墓じまいせずお墓を放置すると、管理費を今後ずっと請求されつづけることになります。

また、なかには管理費を払わない人もいますが、未払い分は必ず請求されるので気を付けてください。

無縁墓となり撤去される

墓じまいもせず、管理費も払わない状態がつづくと、お墓は無縁墓と呼ばれる状態になります。

無縁墓になったお墓は、一定期間経過すると管理者によって撤去されます。

※放置されたお墓は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づき、墓地管理者によって撤去できるようになります。

なお、お墓が撤去された場合、取り出された遺骨は合祀墓(ごうしぼ)に埋葬されるのが一般的です。


墓じまいせずお墓を放置するとどうなるか?下記記事でもくわしく解説しています。

墓じまいの費用を抑えるコツ

墓じまい_石材店見積

墓じまいの費用は高額なので、できるだけ安く抑えたいと考える人は多いです。

ここでは墓じまいの費用を抑えるコツを紹介します。

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複数の石材店から相見積もりをとる

墓石の解体・撤去工事について複数の石材店から相見積もりをとりましょう。

逆に、相見積もりをとらないと、地域の相場がわからなかったり、高額な石材店と契約してしまったりします。

ただし、指定石材店のある民間霊園や寺院墓地では石材店を選ぶ自由がないので、見積もりをとることができません。

費用の安い供養先をえらぶ

墓じまいしたあとの、遺骨の新しい供養方法によって費用が安くなります。

予算に応じて供養方法をえらぶことで、費用を抑えることが可能なのです。

なお、比較的費用の安い供養方法は合葬、散骨、送骨です。

下記記事では、墓じまいの費用を抑える方法をくわしく解説しているので参考にしてください。

自治体の補助金を利用する

全国的に数は少ないですが、墓じまいの補助金制度を設定している自治体があります。

2024年現在、下記3か所の自治体で補助金をもらえることを確認できました。

スクロールできます
補助金の出る自治体
千葉県浦安市墓石撤去費等助成制度浦安市公式サイト
千葉県市川市
市川市霊園
千葉県市川市霊園
一般墓地返還促進事業
市川市公式サイト
群馬県太田市
八王子山公園墓地
八王子山公園墓地
墓石撤去費用の助成金
太田市公式サイト
2024年時点の情報です。

最新の補助金情報については、補助金・助成金のポータルサイト「スマート補助金」を調べてください。

下記記事でも墓じまいで補助金をもらえる自治体や手続きを紹介しています。

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墓じまいの費用は誰が払う?【まとめ】事前に話し合うことが重要

墓じまいには、30~250万円ほどの費用を払うことが必要です。

費用は誰が払ってもOKですが、家族・親族などの関係者と事前に話し合うことが重要

お金に関わることはトラブルの原因になりやすいので、必ず関係者全員に伝わるように注意しましょう。


なお、下記記事では墓じまいとはなにか?費用や手続き・流れ、トラブル対策などを解説しています。

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