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墓じまい×寄せ墓【完全ガイド】費用・失敗しない流れ・メリット&デメリットを解説

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寄せ墓 サムネイル
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この記事でわかること

寄せ墓よせはかについてくわしく解説!

  • お墓が複数あるので管理が大変
  • 各地にお墓参りする費用が高額
  • 管理が行き届かず無縁墓になりそう

墓じまいした後、寄せ墓にする流れについてあなたの悩みが解決されます。

墓じまいした後、遺骨をひとつのお墓にまとめる…それが「寄せ墓よせはか」です。

寄せ墓にすると、各地に点在していたお墓が一か所にまとまるので、お墓参りも管理もかんたんります。

本記事では、墓じまいした後、寄せ墓にする費用や流れ、メリット&デメリットなどをわかりやすく解説します。

>>墓じまいのその後【完全ガイド】遺骨はどうする?供養方法8パターンを解説

目次

寄せ墓とは、お墓を1つにまとめること

寄せ墓とは?
  • 同じ区画内にあるお墓を1つにまとめること
  • 異なる墓地にあるお墓を1つにまとめること

複数に点在していたお墓を1つにまとめることを寄せ墓よせはかと言います。

現代のお墓は「○○家」と家名が彫られたものが主流ですが、昔は違いました。

ひとつの区画内に、夫婦ごとの墓石や個人の墓石がいくつも並び、それぞれのお墓ごとに仏花や線香をお供えするのが一般的だったのです。

しかし時代は令和へと変わりました。

継承者不足などの問題から、お墓を一つひとつ管理できなくなるケースが急増しているのです。

そこで登場したのが「寄せ墓

墓じまいした後、寄せ墓にすることで、お墓参りやお墓の維持・管理がかんたんになるのです。

寄せ墓と合祀墓・共同墓地との違いは?

寄せ墓」と合祀墓・共同墓地はなにが違うの?

寄せ墓と合祀墓・共同墓地との違いは下記の通り。

寄せ墓

(同じ家系の)複数のお墓・遺骨をひとつの墓(家墓・共同墓など)に集約すること

合祀墓・共同墓地

複数の”家”の遺骨を共同で埋葬するタイプ。遺骨を後から取り出せないのが一般的

同じ”家”なのか、複数の”家”なのか、そして遺骨を後から取り出せる・取り出せないの違いがあるのです。

墓じまいして寄せ墓にすると「不幸」になる?

お墓を1つにまとめると不幸になるんじゃない?

「寄せ墓にすると不幸になる」という噂話を聞いたことはありますか?

結論から言うと、「寄せ墓=不幸」といのは科学的根拠のない迷信です。

逆に、承継者不足や少子高齢化の問題から「お墓を管理できない」ことのほうが哀しいと思いませんか?

墓じまいや寄せ墓もふくめ、合理的に考えて行動しましょう

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墓じまい→寄せ墓の種類【2ケース】

墓じまいした後、寄せ墓にする種類には2つのケースがあります。

ひとつの区画内にあるお墓をまとめる

墓じまいした後、寄せ墓にする種類の一つ目は、同じ区画内にあるお墓を寄せ墓にするパターンです。

個人や夫婦単位でひとつの墓石を建てること昔では一般的でした。

また、本家と分家ごとに独立した墓石が建てられていることもありました。

一つの区画内が墓石でいっぱいになるんじゃない?

それぞれのお墓の維持・管理がたいへんになるのは明白ですよね。

さらに、承継者がいなくなるとすべての墓石が無縁墓になっていまう可能性も高いのです。

墓じまいした後、寄せ墓にするのは合理的判断と言えますね

別々の墓地にあるお墓をまとめる

墓じまいした後、寄せ墓にする種類の二つ目は、別々の墓地にあるお墓を寄せ墓にするパターンです。

同じ家系と言えど、すべてのお墓が同じ区画内にあるとは限りません。

むしろ、お墓が別々の墓地に散らばっているケースの方が多いです。

このようなケースでは、別々の墓地にあるお墓を墓じまいした後、寄せ墓にすることで、お墓参りやお墓の維持・管理がかんたんになるのです。

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墓じまい→寄せ墓に向いているケース・向いていないケース

墓じまいした後、寄せ墓にする方に向いているケース・向いていないケースを紹介します。

墓じまい→寄せ墓に向いているケース

  • 各地方に複数点在しているお墓一本化したい
  • 承継者がいなくなるのでお墓の管理をかんたんにしたい
  • 家族・親族がアクセスしやすい墓地にまとめたい

墓じまい→寄せ墓に向いていないケース

  • 各地にあるお墓をそのまま残したい
  • 親族同士でお墓の価値観があわない
  • 将来、別の供養方法に切りかえる想定がある

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墓じまいした”その後”の供養方法【早見表】8パターン比較

墓じまい後の供養方法イメージ

墓じまいした後の供養方法について、早見表をまとめます。

「寄せ墓=墓石のお墓」と認識してください

スクロールできます
供養方法費用の目安遺骨を区分できるあとで取り出せる承継の有無管理の有無アクセス
・環境
どんな人に向いてる?
墓石のお墓
(寄せ墓)
数十万〜
100万台
できるできる可能性あり承継あり必要屋外家墓を重視
永代供養10万〜
100万
個別・合祀ありほぼ不可不要不要屋内跡継ぎがいない
納骨堂30万〜
100万
個別・合祀ありできる可能性あり不要なケースもあり不要屋内屋内施設で供養したい
散骨5万〜
30万
分骨すれば可不可不要不要当日のみ
屋外
自然に遺骨を還したい
樹木葬10万〜
100万
合祀が多いほぼ不可不要不要屋外自然の中で供養したい
手元供養数千〜
20万
できる粉骨しているが可能家族次第必要自宅ずっと手元に置きたい
合祀墓数万〜
30万
できない不可不要不要屋外・屋内費用を優先
送骨数万ほどその後の供養によるできる施設次第施設次第施設次第供養方法が決まらない

>>墓じまいのその後【完全ガイド】遺骨はどうする?供養方法8パターンを解説

墓じまい→寄せ墓にするメリット【3選】

墓じまいした後、寄せ墓にするメリットを3つ厳選しました。

お墓の維持・管理費用の節約になる

墓じまいした後、寄せ墓にするメリットとして「費用節約」があります。

お墓をいくつも所有していると維持・管理費用が重くのしかかります

毎年の墓地管理費、お墓参りの交通費やお花代など、複数のお墓を管理していると金額負担が大きくなりますよね?

そこでいくつかのお墓を墓じまいして寄せ墓にすることで、費用の節約につながります。

無縁墓になるのを防げる

墓じまいした後、寄せ墓にすることで無縁墓になることを防げます。

日本全国各地に墓地があると、定期的にお参りするのが難しいですよね?

あなたもご経験があるかもしれませんが、お墓はたった数年放置されるだけで激しく劣化し、墓地は荒廃が進んでいきます。

しかも管理者が途絶えてしまったら、お墓はそのまま放置されて無縁墓になる可能性が高くなります

無縁墓になってしまう前に寄せ墓にしておけば、このような問題を回避できます。

お墓の見栄えが良くなる

墓じまいした後、寄せ墓にするメリットとして「お墓の見栄え」もあります。

墓石には耐久年数があるので、古いお墓ほど石が劣化していきます。

  • 表面のツヤがない
  • 表面がヒビ割れている
  • カビやコケが生えている

見栄えの悪くなった墓石を、あなたも見たことはありますよね?

お墓をそのまま放置しておくと、見た目が悪いだけでなく損傷が進み、お墓が倒壊するリスクも高くなります。

トラブルが発生する前に、墓じまいして寄せ墓にすることで対処できます。

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墓じまい→寄せ墓にするデメリット【3選】

墓じまいした後、寄せ墓にするデメリットを3つ厳選しました。

宗派が異なると注意が必要

墓じまいした後、寄せ墓にするデメリットとして「宗派の違い」があります。

寺院墓地内にあるお墓を寄せ墓にする場合、宗派が異なるとNGになる可能性があるのです。

宗派が異なっても寄せ墓にして大丈夫なのか、各寺院にあらかじめ確認しましょう。

なお、霊園墓地では民間・公営問わず、宗派の縛りがないケースが多いです。

しかし、念には念を入れて、霊園墓地の場合でも宗派の確認をしておくことをオススメします。

遺骨が多くてまとめきれない可能性も

先祖代々つづくお墓は遺骨の数も多くなります

遺骨の数が多い場合、ひとつの墓石内に遺骨を納めきれないことがあります。

もし、納骨室(カロート)に骨壺が納まらない場合は、砕骨して体積を減らすことを検討してください

ちなみに納骨室の床面は一部または全面が土になっているので、穴を掘って遺骨を埋める手段もあります。

親族に反対される場合がある

親族のなかには寄せ墓にすることに抵抗感を感じる人もいるでしょう。

寄せ墓にする旨の話を持ちかけると、頭ごなしに反対される可能性もあります。

寄せ墓(および墓じまい)を進めるうえで重要なのは身内の承諾を得られるかどうかです。

時間をかけて話し合って、親族や関係者が納得できるようにする必要があります。

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墓じまい→寄せ墓にかかる費用の相場

墓じまいした後、寄せ墓にする際にかかる費用は80~250万円が相場です。

寄せ墓にかかる費用・相場
合計80~250万円程度
墓石の解体・撤去15万円~50万円程度
※8~10万円/㎡程度
法要のお布施
(開眼供養・閉眼供養)
3~10万円程度
新しい墓石の費用50~150万円程度

上記費用はあくまで目安で、墓石を解体や建立する場所や重機の有無などで費用はおおきく変わります。

新しい墓石を建立せず、もともとの墓石を利用する場合は費用負担が少なくなります。

>>墓じまいのお布施の相場【費用はいくら?】総額や内訳をわかりやすく解説

墓じまいした後、寄せ墓にする流れ

墓じまいした後、寄せ墓にする流れを解説します。

家族・親族に相談する

墓じまい_家族親族へ相談

家族や親族に、墓じまいして寄せ墓にする旨を相談してください。

もし家族・親族へ相談せず、墓じまい&寄せ墓を進めてしまうと、大きなトラブルに発展する可能性があります。

「許可をとらずに寄せ墓にした」「墓じまいや寄せ墓なんて聞いたことない」など、、、

トラブルを避けるため家族・親族から承諾を得たうえで、墓じまいした後の寄せ墓を進めましょう。

墓地管理者に相談する

墓じまい_住職に相談

家族・親族から墓じまい→寄せ墓の同意を得たら、つぎに墓地管理者に相談しましょう

  • 寺院墓地
  • 公営墓地
  • 共同墓地

墓じまいや寄せ墓は、墓地管理者の同意なしでは進めることはでません。

墓じまいおよび寄せ墓をスムーズに進めるため、墓地管理者に必ず相談してくださいね。

新しいお墓の決定&契約

複数のお墓をひとつにまとめる新しいお墓(寄せ墓)を決定して、契約に進みます。

墓じまい工事が終わる前に、寄せ墓を建立しておくと、遺骨の埋葬&供養がスムーズに進みます。

お墓の解体・撤去工事の見積もりをとる

墓じまい_石材店見積

墓じまいを進めるために、墓石の解体・撤去工事の見積もりをとりましょう。

解体・撤去工事の費用は、ある程度の相場がありますが、石材店によって価格が異なります。

必ず2社以上から相見積もりをとったうえで石材店を選択してくださいね。

>>墓じまい代行業者13社【ランキング】費用・口コミ・失敗しない選び方を比較

石材店と契約

墓じまい_石材店

墓じまいしてから寄せ墓にすることが決まったら、見積もりをとった石材店と契約します。

※寄せ墓にする墓石は、すでにある墓石を活用することもあれば、新しく建立することもあります。

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役所で改葬手続き

寄せ墓を進めるためには、いくつかのお墓を墓じまいする必要があります。

墓じまいする際、必要になるのが墓埋法で定められた書類手続きです。

墓じまいの手続きは墓地が存在する自治体・役所で行います。

墓じまい(改葬)に必要な書類
改葬許可申請書墓地のある自治体役所にて発行
埋蔵証明書現在の墓地管理者が発行
受入証明書新しい遺骨の埋葬先にて発行
承諾書墓地のある自治体役所にて発行
※墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合
申請者の身分証明書写し書類の申請者の身分証明として発行

改葬許可申請書が受理されると、役所から「改葬許可証」が発行されます。

改葬許可証が発行されると、墓石のなかの遺骨を別の場所に移動させることが可能になります。

お墓の撤去・解体(墓地の返還)

役所から改葬許可がおりたら、墓石の工事および魂抜き(閉眼供養)の日程を決めましょう。

日程が決まりしだい、墓石の撤去・解体工事を行ってもらいます。

更地にした墓地は、墓地管理者に返還しましょう。

遺骨を引っ越しして開眼供養する

墓石を墓じまいした後、寄せ墓にする墓石へ、遺骨を引越しします。

遺骨を引越しする際、お寺の住職さんに開眼供養をしていただく必要があります。

以上が、墓じまいした後、寄せ墓にする流れです


なお、墓じまいの流れについては下記記事でくわしく解説しています。

墓じまい後の「寄せ墓」についてよくある質問

寄せ墓って何ですか?

複数の場所に点在しているお墓を一つにまとめ、遺骨をまとめて供養することです。

「両家墓」とも呼ばれます。

寄せ墓の一番のメリットは何ですか?

お墓参りや管理の負担が軽減されることです。

複数のお墓をまわって掃除したり、複数の管理費用を支払う必要がなくなります。

寄せ墓には、どのくらいの費用がかかりますか?

50~150万円は必要です。まとめるお墓の数や新しく建立するお墓の大きさによって費用は変わります。

墓じまいした後、寄せ墓にするにはどんな手順が必要ですか?

①家族親族の合意→②寺院との合意→③新しいお墓の契約&建立→④石材店の見積もり&契約→⑤自治体での改葬許可申請手続き→⑥墓じまい工事→⑦新しいお墓での供養&納骨

寄せ墓にすると、古い墓石はどうなりますか?

閉眼供養をおこなった後、石材店によって適切に供養されます。墓石は単なる石ではなく、供養の対象であるため丁重に扱われます。

遺骨がたくさんあっても、寄せ墓してすべて納められますか?

はい、納められます。古い遺骨は骨壺から木綿の袋などに移し替え、お墓の下の土に還すことで、新しい納骨スペースを確保するのが一般的です。

寄せ墓にも「改葬許可証」は必要ですか?

はい、絶対に必要です。 お墓がそれぞれ異なる市区町村にある場合は、その自治体ごとすべてで「改葬許可証」を取得する必要があります。

複数の家系(例:父方と母方)のお墓を一つにまとめることはできますか?

はい、可能です。宗旨・宗派を問わない民営霊園では、両家墓として受け入れているところが多いです。

ただし、関係する親族全員の合意を得ることがもっとも重要です。

新しいお墓(寄せ墓)の正面には、何と彫刻すればよいですか?

従来の「〇〇家之墓」だけでなく、「先祖代々之墓」としたり、家名にこだわらない「やすらぎ」「絆」といった言葉を彫刻したりする方が増えています。

寄せ墓ではなく、永代供養墓にまとめるのと、どちらが良いのでしょうか?

新しく建てたお墓を将来的に継いでくれる方がいる場合は「寄せ墓」が適しています。

もし承継者が誰もいない場合は、管理の心配がない「永代供養墓」にすべてのご遺骨をまとめる(合祀する)方が、将来的な無縁墓のリスクを防げます。

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墓じまい→寄せ墓【まとめ】

本記事では墓じまいした後に寄せ墓にすることについて解説しました。

時代は令和にはいり、複数のお墓を墓じまいして寄せ墓を建立する流れが広まっています。

インターネット上では「寄せ墓=不幸になる」と言われていますが、はたして本当に不幸が訪れるのでしょうか?

あなたのご先祖様は、あなたが真剣に検討したうえで寄せ墓にすることを祟ると思いますか?

私の考えは真逆で、寄せ墓にすることでお墓をきれいに管理したり、お墓参りする機会が増えればご先祖は喜んでくださるのではないでしょうか

複数のお墓の管理が大変でお困りでしたら、寄せ墓にすることを検討してみてください。

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