墓じまいの挨拶状の例文&書き方を解説します。
- 墓じまいに挨拶状は必要?
- 挨拶状ってどう書けばいいの?
- 挨拶状を送るときの注意点は?
墓じまいの挨拶状に関する疑問を解決します。

墓じまいの挨拶状ってどう書くの?

いつ、だれに書けばいいの?
手紙を書くことも少なくなった令和時代。
いざ「墓じまい」の挨拶状となると、何から書けばいいか迷いますよね?
そこで本記事では、墓じまいの挨拶状の例文 & 書き方を一式掲載します。
親族・住職とトラブルにならずに伝わる文面を“そのまま書ける状態”で用意したので、

読まないともったいないですよ
なお、下記記事では、墓じまいとは?費用や手続き・流れ、トラブル3選など、墓じまいのすべてがわかります。

墓じまいの挨拶状【例文】型がわかるテンプレート

墓じまいの挨拶状はある程度の”型”が存在します。
ここでは、墓じまいの挨拶状をすぐに書ける共通テンプレートを紹介します。
- 挨拶状をおくる目的
-
誤解やトラブルなく「墓じまい(改葬)」を知らせ、感謝と今後の供養方針を簡潔に伝える
- 挨拶状の書き方
-
相手別に、温度感・情報量・形式(はがき/手紙/メール/LINE)を調整するのが正解
- 挨拶状の言い回し
-
言い回しは「処分」など強い言葉を避け、「墓所の整理」「改葬」「今後は〇〇で供養」を基本に
墓じまいの挨拶状に共通するテンプレート
はがき・手紙の書き方に共通するテンプレートはこちらです。
拝啓 {季節の挨拶(例:晩夏の候)}
平素よりお世話になっております
このたび {故人との関係(例:先祖代々)}の墓所につきまして
諸事情により{実施時期(例:令和7年8月)}に墓じまい(改葬)をいたしました
長年にわたりお心づかいを賜り 深く御礼申し上げます
今後は {改葬先/供養方法(例:〇〇霊園納骨堂・永代供養)}にて
変わらぬ感謝の念をもって供養してまいります
まずは書中をもちましてご報告ならびに御礼を申し上げます
敬具
{差出人名}
{住所}
{連絡先}
{日付}
メールでおくる際に共通するテンプレートはこちらです。
{宛名(例:〇〇様)}
いつもお世話になっております {差出人名}です
このたび{実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を行い
今後は{改葬先/供養方法}にて供養してまいります
長年のご厚情に深く感謝申し上げます
取り急ぎメールにてご報告いたします
{差出人名}
親しい関係の友人知人にLINEでおくる際に共通するテンプレートはこちらです。
ご報告です。{実施時期}に墓じまい(改葬)を済ませました。
今後は{改葬先/供養方法}で供養します。長年のお心遣いに感謝いたします。
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墓じまいの挨拶状の相手別テンプレート|5パターン
挨拶状をおくる相手によって、文面が変わってきます。
ここでは相手別の挨拶状テンプレートを5パターン掲載します。
- 親族向け(丁寧+情報やや多め)
- 提寺・住職向け(離檀の挨拶+御礼)
- ご近所・自治会向け(回覧・掲示用も可)
- 友人・知人向け(知らせ+香典辞退)
- 勤務先・取引先向け(社内周知・ビジネス文)
親族向け(丁寧+情報やや多め)
拝啓
日頃より変わらぬお付き合いを賜り 厚く御礼申し上げます
このたび {家の苗字}家の先祖墓につき 諸事情により{実施時期}に墓じまい(改葬)をいたしました
永年の墓守に関しましては皆様のご助力の賜物と 心より感謝申し上げます
今後は {改葬先/供養方法}にて供養してまいります
まずは書中にてご報告申し上げます
敬具
{差出人名・住所・連絡先・日付}
提寺・住職向け(離檀の挨拶+御礼)
謹啓
平素は何かとお世話になりまして有難く厚く御礼申し上げます
このたび 諸事情により{実施時期}に墓所の整理(改葬)をいたしました
長年にわたりご教導とご加護を賜りましたこと 深く御礼申し上げます
つきましては離檀のお取り計らいを賜りたく 書中にてお願い申し上げます
今後は{改葬先/供養方法}にて供養いたします
お手続き等で不備がございましたらご指示ください
謹白
{差出人名・住所・連絡先・日付}
ご近所・自治会向け(回覧・掲示用も可)
ご挨拶
このたび {地区名}墓地において当家の墓所を整理(改葬)いたしました
関係車両の出入り等ではご協力を賜り ありがとうございました
今後は{改葬先/供養方法}にて供養してまいります
略儀ながら書面にて御礼申し上げます
{差出人名・住所・日付}
友人・知人向け(知らせ+香典辞退)
ご無沙汰しております {差出人名}です
私事の報告ですが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を済ませました
これまでのお心遣いに感謝しております
なお誠に勝手ながら ご香料やご供花等はお気持ちだけ頂戴し 今回はご遠慮申し上げます
取り急ぎご報告まで
{差出人名}
勤務先・取引先向け(社内周知・ビジネス文)
{会社名} {部署名} {宛名(例:各位/〇〇様)}
お疲れさまです {氏名}です
私事の件で恐縮ですが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を完了しました
業務には支障ございませんが 念のためご報告申し上げます
今後ともよろしくお願いいたします
{氏名・連絡先}
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墓じまいの挨拶状【例文】書き方が今すぐわかる
墓じまいの挨拶状の例文を紹介します。
書き方のコツとして、「長文=手紙 / 短文=はがき / ビジネス=メール想定」とします。
親族向け(本家・分家/義理の親族/遠方親族)
親族向けの挨拶状として下記状況を想定しました。
手紙(丁寧・情報やや多め)
拝啓 {季節の挨拶(例:晩夏の候)}
皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます
このたび {家の苗字}家の先祖墓につきまして
諸事情により{実施時期(例:令和7年8月)}に墓じまい(改葬)をいたしました
長きにわたりお参りや墓守にお力添えを賜りましたこと 心より御礼申し上げます
今後は {改葬先/供養方法(例:〇〇霊園納骨堂・永代供養)}にて
変わらぬ感謝の念をもって供養してまいります
まずは書中をもちましてご報告ならびに御礼申し上げます
敬具
{差出人名}
{住所/連絡先}
{日付}
はがき(簡潔)
ご報告申し上げます
このたび当家先祖墓を{実施時期}に墓じまい(改葬)いたしました
今後は{改葬先/供養方法}にて供養してまいります
永年のご厚情に深く感謝申し上げます
{差出人名} {住所} {日付}
遠方親族向け(近況ひと言付き)
拝啓
私事の報告ですが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を済ませました
今後は{改葬先/供養方法}にて供養いたします
皆様には折にふれてお参りいただきありがとうございました
お元気でお過ごしでしょうか またお目にかかれる日を楽しみにしております
敬具
{差出人名}
菩提寺・住職向け(離檀の挨拶/御礼)
菩提寺・住職向けの挨拶状として下記状況を想定しました。
離檀のお願い+御礼(最も無難)
謹啓
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
このたび諸事情により {実施時期}に当家墓所の整理(改葬)をいたしました
永年にわたりご教導とご加護を賜りましたこと 衷心より御礼申し上げます
つきましては離檀のお取り計らいを賜りたく 書中にてお願い申し上げます
今後は{改葬先/供養方法}にて供養いたします
手続き上の不備等ございましたらご指示くださいますようお願い申し上げます
謹白
{差出人名/住所/連絡先/日付}
離檀せず墓所のみ整理(分骨・引越し等)
謹啓
平素より格別のお世話を賜り厚く御礼申し上げます
このたび諸事情により {実施時期}に墓所の整理を行い
一部ご遺骨を{改葬先(例:〇〇納骨堂)}へ移すこととなりました
今後も{寺院名}様へのご縁は大切にし 折々にご参詣申し上げたく存じます
まずは書中にてご報告申し上げます
謹白
{差出人名ほか}
改葬先未定・手続き中
謹啓
いつもご教導を賜りありがとうございます
当家墓所につきまして {実施時期}に整理を進めております
改葬先は現在手続き中で 決まり次第あらためてご報告申し上げます
まずは取り急ぎ書中をもちましてご連絡申し上げます
謹白
{差出人名}
ご近所・自治会向け(回覧・掲示用)
ご近所・自治会向けの挨拶状として下記状況を想定しました。
墓石解体工事等で迷惑がかかりそうな場合、挨拶状を書くと無難です。
掲示・回覧用(工事後の御礼)
ご挨拶
このたび {地区名}墓地におきまして当家の墓所を整理(改葬)いたしました
作業期間中は車両の出入り等にご理解とご協力を賜り 誠にありがとうございました
今後は{改葬先/供養方法}にて供養してまいります
略儀ながら書面にて御礼申し上げます
{差出人名}({住所}){日付}
近隣個別配布(短文)
このたび当家の墓所を整理(改葬)いたしました
作業中はご迷惑をおかけし失礼いたしました
ご協力ありがとうございました
{差出人名} {住所}
友人・知人向け(知らせ+香典辞退)
友人・知人向けの挨拶状として下記状況を想定しました。
手紙(香典辞退あり・柔らかめ)
ご無沙汰しております {差出人名}です
私事の報告で恐縮ですが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を済ませました
これまで折にふれてお気遣いをいただき ありがとうございました
誠に勝手ながら ご香料やご供花等はお気持ちだけ頂戴し 今回はご遠慮申し上げます
今後は{改葬先/供養方法}にて供養してまいります
取り急ぎ書中にてご報告申し上げます
{差出人名}
メール(簡潔)
件名:墓じまい(改葬)完了のご報告
{宛名}さま
ご無沙汰しております {差出人名}です
{実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を行いました
今後は{改葬先/供養方法}で供養します
なおご香料・ご供花は今回はご遠慮申し上げます
取り急ぎメールにてご報告まで
{差出人名}
LINE(超短文)
ご報告です。{実施時期}に墓じまい(改葬)を済ませました。
今後は{改葬先/供養方法}で供養します。お気持ちだけありがたく頂戴します。
勤務先・取引先向け(ビジネス文)
勤務先・取引先向けの挨拶状として下記状況を想定しました。
※挨拶状をおくることはレアだと思いますが…
社内周知(各位)
件名:件名:私事のご報告(墓じまい・改葬完了の件)
各位
お疲れさまです {部署名}の{氏名}です
私事で恐縮ですが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を完了しました
業務には支障ございませんが 念のためご報告申し上げます
引き続きよろしくお願いいたします
{氏名}
取引先個別(礼儀重視)
{会社名} {部署名} {役職} {宛名}様
いつも大変お世話になっております {自社名/氏名}でございます
私事ではございますが {実施時期}に先祖墓の墓じまい(改葬)を完了いたしました
今後の業務に影響はございませんが ご挨拶までにご連絡申し上げます
引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます
{署名}
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墓じまいの挨拶状の書き方|基本の構成・マナー・敬語

墓じまいの挨拶状の書き方をわかりやすく解説します。
墓じまいの挨拶状の基本構成は下記5ブロックで大丈夫です。
- 前置き:季節/日頃の御礼
- 主旨:墓じまい(改葬)を行った事実
- 経緯のひとこと:やわらかい理由(詳述しない)
- 今後の供養方針:改葬先・永代供養など
- 結び:感謝・略儀のお詫び・連絡先
挨拶状の骨組みは下記のとおりです。
拝啓 {季節の挨拶}
平素よりお世話になっております
このたび 諸事情により{実施時期}に墓じまい(改葬)をいたしました
{※任意:高齢化や遠距離等のため 今後の管理を考慮した次第です}
今後は{改葬先/供養方法}にて 変わらぬ感謝の念をもって供養してまいります
まずは書中をもちましてご報告ならびに御礼を申し上げます
敬具
{差出人名・住所・連絡先・日付}
時候の挨拶
時候の挨拶とは、挨拶状の冒頭に書く季節をあらわす挨拶の言葉のことです。
以下に時候の挨拶の一例をまとめます。
時候の挨拶【一例】 | |
---|---|
1月 | ・新春の候 ・寒冷の候 ・皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます ・例年より寒さが身にこたえております |
2月 | ・梅花の候 ・寒さの中にも春の足音が聞こえてきます ・立春とは名ばかりの寒い日が続きます | ・立春の候
3月 | ・早春の候 ・春分の候 ・桜の花が待ち遠しい毎日です ・風に冷たさの残る浅春の折、ご清祥にお暮らしでしょうか |
4月 | ・仲春の候 ・春たけなわの好季節となりました ・桜の花は今を盛りと咲き誇っております | ・桜花の候
5月 | ・新緑の候 ・薫風の候 ・風薫る五月となりました ・初夏の風が心地よく頬をなでてゆきます |
6月 | ・向暑の候 ・梅雨明けが待たれる今日このごろ ・梅雨の晴れ間の青空は、すっかり夏色になりました | ・入梅の候
7月 | ・盛夏の候 ・炎暑の候 ・梅雨明けの暑さひとしおでございます ・蒸し暑い日が続くこのごろ、体調など崩されてはいませんか。 |
8月 | ・晩夏の候 ・立秋とは名ばかりの厳しい残暑が続きますが、お健やかにお過ごしでしょうか ・蝉しぐれに、ゆく夏の淋しさを覚えます | ・残暑の候
9月 | ・初秋の候 ・新秋の候 ・九月になってもまだ残暑が続いております ・すがすがしい秋の風が吹く今日このごろ、お健やかにお過ごしのことと存じます |
10月 | ・紅葉の候 ・秋晴れのさわやかな日が続いております ・実りの秋を迎え、いっそうご活躍のことと拝察いたします | ・仲秋の候
11月 | ・晩秋の候 ・向寒の候 ・落ち葉が風に舞う季節となりました ・陽だまりの恋しい季節となりました |
12月 | ・歳末の候 ・今年も残すところわずかとなりましたが ・年の瀬も押し迫ってまいりました | ・師走の候
結びの挨拶
ここまでの文章を書き終えたら、結語を入れて手紙を締めくくります。
ここでは結びの挨拶の一例をまとめます。
結びの挨拶【一例】 | |
---|---|
1月 | ・今年も幸多い年でありますようお祈り申し上げます ・寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください |
2月 | ・皆様に幸多き春が訪れますように | ・余寒はまだまだ続きそうです、どうぞご自愛のほどを
3月 | ・寒さもあと一息です、元気な春を迎えましょう ・春とはいえ朝晩はまだ冷え込みますので、お体には十分お気をつけください |
4月 | ・寒暖定まらぬ折から、どうぞお身体をおいといください | ・花冷えの頃は体調を崩しやすいものです、どうぞご自愛のほどを
5月 | ・新緑のみぎり、ご家族の皆様のご多幸をお祈りいたします ・暑からず寒からずの好季節に、さらなるご活躍を心よりお祈りいたします |
6月 | ・梅雨寒の時節柄、風邪などお召しにならぬよう、お気を付けください | ・梅雨入り間近ですが、どうかお健やかに過ごされますように
7月 | ・暑熱耐えがたきこの頃、くれぐれもご自愛のほどを ・蒸し暑い日が続きますが、体調にはくれぐれもご留意ください。 |
8月 | ・厳しい暑さも今が峠です。健康にはくれぐれもご留意ください | ・残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます
9月 | ・まだ残暑は続きそうです。どうかご自愛のほどを ・夏の疲れが出やすい時期ですので、くれぐれもお体を大切になさってください |
10月 | ・灯火親しむ秋ではありますが、体調を崩さぬよう、お体を大切になさってください | ・日毎に秋冷の加わる頃、なにとぞご自愛のほどを
11月 | ・秋冷の候、体調を崩さぬよう、どうぞご自愛ください ・忙しい年末を前に、お体に気をつけてお過ごしください |
12月 | ・体調に気をつけて、皆様ですこやかな新年をお迎えください | ・忙しい年末ですが、体に気をつけてお過しください
敬語とトーン(相手で切り替える)
- 親族・友人:やわらかい「です・ます」調+感謝厚め
- 寺院:頭語「謹啓」/結語「謹白」推奨。感謝>手続きの順序
- 勤務先・取引先:事実→影響なし→定型の結び
言葉選び|忌み言葉・置き換え集(NG→OK)
- 処分する/壊す/撤去 → 整理する/墓所を整える/改葬する
- 捨てる/廃棄 → 供養の形を改める/移す
- 事情により○○できない → 諸事情により/今後の管理を考慮し
- 命令調(ご理解ください) → ご理解賜れますと幸いです
- 金額・費用の詳細 → (記載しない/個別に問合せがあれば口頭で最小限)
句読点/表記/縦書き・横書き
- 縦書き:よりフォーマル。句読点を減らしても可
- 横書き:一般的で読みやすい。メール・はがき両対応
- 数字:和暦・漢数字は丁寧、ただし西暦・算用数字も実務上OK(社内・取引先は西暦推奨)
- 日付:令和〇年〇月/2025年8月 いずれでも統一を
宛名・敬称の基本
寺院
- 宛名:〇〇寺 住職 〇〇様(「御中」ではなく個人名に「様」)
- 総代・世話人:〇〇寺 檀家総代 〇〇様
自治会
- 〇〇自治会 御中/個人なら「様」
自治会
- 〇〇株式会社 御中/担当者が明確なら 〇〇様
宗派・地域差に配慮する一文の入れ方
汎用の安全フレーズ(宗派名を出さずにOK)
- 「今後は永代供養(納骨堂)にて供養いたします」
- 「合祀にて手厚く供養される形を選択いたしました」
- 「遠方の親族もお参りしやすい場所に改葬いたしました」
地域の慣習に触れるとき
- 「地域のしきたりにも配慮しつつ進めております」
個人情報・デリケート情報の扱い
個人情報や費用などデリケートな情報の扱いも注意しましょう。
- 費用・業者名・内部事情・家族間の意見は記載しない
- 改葬先をぼかす場合:「〇〇市内の納骨堂」/「都内の永代供養施設」程度でOK
- 詮索への無難返答テンプレ:詳しい事情は家族の中でのことですので ご理解賜れますと幸いです
言葉の置き換え(NG→OKの修正例)
NG例 | OK(推奨)例 |
---|---|
お墓を処分しました | お墓の改葬(整理)をいたしました |
ご理解ください | ご理解賜れますと幸いです |
管理費が高すぎて負担で… | 今後の管理を考慮し 形を改めることといたしました |
香典は不要です。送らないでください | 誠に勝手ながら ご香料やご供花はお気持ちだけ頂戴し 今回はご遠慮申し上げます |
離檀届を処理してください | 長年のご教導に深く御礼申し上げます つきましては離檀のお取り計らいを賜りたくお願い申し上げます |
墓じまいの挨拶状の書き方|最終チェックリスト
墓じまいの挨拶状を書く際のチェックリストを一覧化しました。

かならずチェックしてくださいね
- 主旨が一文で伝わる(墓じまい/改葬の事実)
- 感謝の表現が入っている
- 今後の供養方針を一言で(永代供養・納骨堂・改葬先など)
- 強い語・否定語を避けた(処分/廃棄/命令調)
- 相手に応じた敬称(様/御中/住職様)
- 過度な事情や費用は書かない
- 香典・供花辞退の文が必要なら適切に
- 日付・差出人・連絡先を明記(はがきでも忘れず)
- 縦横・句読点のスタイルを統一
- 家族で内容確認(トーン・情報量の最終チェック)
墓じまいの挨拶状はいつ誰におくる?時期&順番・スケジュール例
墓じまいの挨拶状には、おくるべき時期や順番があります。

いつおくってもOK、、、ではないです!
墓じまいの挨拶状をおくるのに適切な時期や順番をまとめます。
墓じまいの挨拶状をおくるベストな時期
- 事前相談(親族・寺院)→※工事前周知(近隣に迷惑があるなら)→完了報告(親族・寺院・関係者)
- お彼岸・お盆前後は避ける(寺院が多忙・感情的な反発を招きやすい)
- 法要とセットにすると自然(閉眼供養の前後で書面)
- はがき:3~5日前、手紙:1週間前を目安
タイムライン事例(工事予定:2025年10月20日)
親族キーパーソンに事前相談(電話+書面)
菩提寺に事前挨拶+離檀/閉眼供養の段取り確認
近隣・自治会へ工事周知(回覧/掲示/個別投函)
※お墓の工事によって近隣に迷惑がかかる場合
閉眼供養 → 墓石撤去 → 開眼供養(改葬先)
完了報告(親族・寺院・近隣へ御礼)
2通パターンが安全:
① 事前連絡(相談・周知) → ② 完了報告(御礼・供養方針の最終形を明記)
墓じまいの挨拶状をおくる優先順位(誰から・どの順で?)
- 最優先
- 合意形成のため事前に
- 形式:電話/対面+書面(丁寧文)
- 優先度高い
- 閉眼供養/離檀/書類の実務あり → 早めに
- 形式:手紙(謹啓~謹白)+面談/電話
- 工事で迷惑がかかる場合
- 騒音・車両の出入り対策 → 工事の10~14日前
- 形式:回覧・掲示・短文はがき
- 優先度低い(ほぼ不要)
- 必要に応じて完了後に簡潔報告。
- 形式:手紙/メール/LINE
- 優先度低い(ほぼ不要)
- 業務影響なしの周知のみ
- 完了後で十分
- 形式:社内メール/ビジネス文
工事前の周知テンプレ(近隣・自治会)
墓石工事によって近隣住民に迷惑がかかりそうな場合、近隣住民や自治会に周知すると、トラブル回避につながります。
回覧・掲示(前もって)
【工事のお知らせ】
このたび 当家墓所の整理(改葬)工事を下記日程で行います
日程:{10月20日(午前)}
場所:{△△墓地内 ◯◯区画}
作業中は車両の出入り・一時的な騒音が発生いたします
ご迷惑をおかけしますが ご理解賜れますと幸いです
連絡先:{氏名・電話}
個別短文(ポスト投函)
当家の墓所整理(改葬)工事を{10月20日}に実施いたします
作業中はご不便をおかけしますが 何卒ご容赦ください
{差出人名・連絡先}
墓じまい完了後の報告テンプレ(親族・寺院・近隣)
親族・関係者向け(完了報告)
このたび {実施日} に墓じまい(改葬)を無事に終えました
今後は {改葬先/永代供養} にて供養いたします
長年のお心遣いに深く感謝申し上げます
寺院向け(御礼+離檀手続きの確認)
謹啓
{実施日} に閉眼供養を賜り 墓所の整理を無事終えることができました
永年のご教導に心より御礼申し上げます
離檀/各種手続きにつきまして 不備があればご指示ください
謹白
近隣向け(御礼)
先日の墓所整理の際は ご理解ご協力をいただきありがとうございました
取り急ぎ書面にて御礼申し上げます
墓じまいの挨拶状のトラブルを避けるチェックリスト
墓じまいの挨拶状をおくる際、トラブルを避けるためにチェックしておくべき項目を一覧化しました。

かならずチェックしてくださいね
- □ 親族キーパーソンと先に合意しておく
- □ 寺院へ最初に相談(離檀・閉眼の順序確認)
- □ 工事日確定後、近隣へ10~14日前に周知(近隣に迷惑がある場合)
- □ 2通パターン(事前連絡→完了報告)で角を立てない
- □ 表記(和暦/西暦・縦横・句読点)を統一
- □ 改葬先未定なら「決まり次第ご報告」の一文
- □ お彼岸・お盆は避けるか、前後にずらす
- □ 家族で最終チェック(トーン・情報量)
- □ 郵送手段・投函日を逆算(配達遅延も想定)
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墓じまいの挨拶状|お寺への「離檀」編
墓じまいの挨拶状として、お寺へ離檀を伝えたい場合のポイントをまとめます。
- 感謝 > 事情(簡潔) > 手続きのお願い の順伝える
- 文面は柔らかく、「お取り計らい」「ご教導」 などの尊敬語を用いる
- 連絡は 書面+面談(または電話) の二段構えが安心
お寺への連絡〜手続き|時系列フロー
事前の口頭連絡
- 趣旨説明(お墓の整理・改葬を検討)
- 閉眼供養(ご本尊からお墓の魂抜き)の段取り相談
書面で正式依頼
離檀のお願い/閉眼法要の日程候補←(文面テンプレあり)
閉眼供養 → 撤去工事 → 開眼(改葬先)
完了報告+御礼
御礼(お布施)・必要書類の受け渡し確認
※墓地の管理者が寺院と別の場合(公営・民営)は、寺院=法要、管理者=工事許可 と分けて連絡。
お寺への離檀連絡|文面テンプレ
① 標準:離檀のお願い+御礼(最も無難)
謹啓
平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます
このたび諸事情により 当家墓所の整理(改葬)を進めたく存じます
永年にわたりご教導ならびにご加護を賜りましたこと 衷心より御礼申し上げます
つきましては 離檀のお取り計らいを賜りたく 書中にてお願い申し上げます
併せて 閉眼供養のご日程につき ご都合のよい日時をご教示いただけますと幸いです
まずはお願いかたがたご挨拶申し上げます
謹白
{差出人名/住所/連絡先/日付}
② 事情をぼかしたい場合(配慮重視)
謹啓
平素よりご教導を賜り 深く御礼申し上げます
当家墓所につきましては 今後の管理を考慮し 形を改めたく存じます
永年のご厚情に感謝申し上げます
つきましては 離檀につきましてお取り計らいを賜りたくお願い申し上げます
閉眼供養のご段取り等 ご指示をいただけましたら幸いです
謹白
{差出人名ほか}
③ 離檀はせずご縁継続(分骨・一部改葬)
謹啓
平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます
諸事情により 墓所の整理を行い 一部ご遺骨を{改葬先}へ移す運びとなりました
今後も貴寺とのご縁は大切にし 折々にご参詣申し上げたく存じます
まずはご報告かたがたご挨拶申し上げます
謹白
{差出人名ほか}
④ 完了報告+御礼(法要後)
謹啓
去る{実施日}の閉眼供養に際しましては ご教導を賜り誠にありがとうございました
おかげさまで墓所の整理を無事終えることができました
永年のご厚情に重ねて御礼申し上げます
取り急ぎ書中をもちましてご報告ならびに御礼申し上げます
謹白
{差出人名ほか}
トラブルを避けるポイント
- 檀家規約・慣習を確認(地区・宗派で差が大きい)
- 改葬許可証や墓地使用許可の事務は、寺院・管理者それぞれの指示に従う
- 文面で永年の御礼を明確に
- 「今後も折々に参詣」など、断絶ではなく敬意を示す言葉を記す
- 書面+面談:手紙で筋を通し、面談で詳細確認
- 費用・内部事情は書かない:問い合わせがあれば口頭で最小限に
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墓じまいの挨拶状|NG文例→OK修正例(そのまま置き換え)
墓じまいの挨拶状には、不適切な言葉や文面があります。
ここでは、墓じまいの挨拶状にはNGな言葉・文面をOKな言葉・文面に置き換える例をリストアップします。
- 強い言葉・命令超・断定は角が立つ
- クッション言葉+感謝+今後の供養方針で丸く収める
- 迷ったら「整理/改葬/供養」の軸語に戻す
言葉の置き換え(変換表)
墓じまいの挨拶状に書くと「強い(=こわい、不快)」印象を与える言葉を、適切な言葉に置き換えましょう。
NG例 | OK(推奨)例 |
---|---|
処分・撤去する | 改葬(整理)いたします |
捨てる・廃棄する | 供養の形を改める/移す |
ご理解ください | ご理解賜れますと幸いです |
〜してください | 〜いただけますと幸いです |
不要・送らないで | お気持ちだけ頂戴し ご遠慮申し上げます |
事情でできません | 今後の管理を考慮し 見直すことといたしました |
対応お願いします | ご対応のほどお願い申し上げます |
親族への挨拶状|感情に配慮しましょう
NG例 | OK(推奨)例 |
---|---|
お墓を処分しました。今後は何もしません。 | このたび 先祖墓の整理(改葬)をいたしました。今後は永代供養にて感謝の念をもって供養してまいります。 |
管理費が負担なのでやめます。 | 今後の管理を考慮し 供養の形を改めることといたしました。皆様のご協力に深く感謝申し上げます。 |
意見は聞きません。決定です。 | 家族で協議のうえ決めました。ご理解賜れますと幸いです。 |
寺院への挨拶状|命令調を回避しましょう
NG例 | OK(推奨)例 |
---|---|
離檀届を処理してください。 | 離檀のお取り計らいを賜りたく、書中にてお願い申し上げます。 |
この日に閉眼してください。 | ご都合のよろしい日時をご教示いただけますと幸いです。 |
墓を撤去します。今後は関係ありません。 | 当家墓所を整理(改葬)いたします。永年のご教導に心より御礼申し上げます。 |
墓じまいの挨拶状|クッション言葉集
- 恐れ入りますが/誠に勝手ながら/差し支えなければ
- 何卒ご理解賜れますと幸いです/ご教示いただけますと幸いです
- まずは書中にて/略儀ながら書面にて
クッション言葉を書く場所は「依頼や辞退の直前」。

命令調に変換しないのがコツです
そのまま使える“文章の型” 5選
- 事実+感謝+方針
-
先祖墓を{実施時期}に整理(改葬)いたしました。永年のお心遣いに深く感謝申し上げます。今後は{供養方法}にて供養してまいります。
- 依頼の型
-
恐れ入りますが、{手続き・調整}につき、お取り計らいを賜れますと幸いです。
- 辞退の型
-
誠に勝手ながら、ご香料・ご供花はお気持ちだけ頂戴し、今回はご遠慮申し上げます。
- 未定フォローの型
-
改葬先は現在手続き中につき、決まり次第あらためてご報告申し上げます。
- 締めの型
-
まずは書中(メール)にてご報告申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
メール件名のNG→OK例
NG例 | OK(推奨)例 |
---|---|
墓撤去の件 | 墓じまい(改葬)完了のご報告 |
ご近所様へ | 工事のお知らせ(当家墓所の整理について) |
離檀届 | 離檀のお願い(閉眼供養日程のご相談) |
墓じまいの挨拶状|仕上げミニチェック
- 命令・断定は依頼・緩和に置き換えた?
- 「処分/撤去」→「整理(改葬)」に変更した?
- 感謝+今後の供養方針が1文入っている?
- 辞退表現は「お気持ちだけ/ご遠慮申し上げます」型に?
- 件名・宛名・敬称は誤りなし?
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墓じまいの挨拶状【例文&書き方】によくある質問
墓じまいの挨拶状の例文や書き方についてよくある質問をまとめます。
墓じまいの挨拶状って何から書けばいい?
「墓じまいをした事実 → これまでの感謝 → 今後の供養方法」の3点を必ず書きましょう。
このたび {実施時期} に先祖墓の【改葬(整理)】をいたしました。
長年のお心遣いに深く感謝申し上げます。
今後は {改葬先/供養方法} にて供養してまいります。
墓じまい(改葬)をした理由を添えると、より丁寧になります。
墓じまいの挨拶状はどのタイミングでおくるべき?
①事前連絡→②完了報告がベストです。
墓じまいの挨拶状は誰におくるべき?
親族(お墓の関係者)全員や寺院(住職)におくるべきです。
必要に応じて、工事関係者や石屋さんにもおくるとよいでしょう。
墓じまいの挨拶状は、はがきと手紙どちらを使うべき?
親族や寺院には手紙を使うとていねいに感じられます。
関係性の薄い方(工事関係者や石屋さん等)におくる場合は、はがきでも大丈夫です。
墓じまいの挨拶状では、どのくらいの長さの文章を書くべき?
手紙では6~10行、はがきでは3~5行ほどが適切です。
文章が短くても、「墓じまいをした事実 → これまでの感謝 → 今後の供養方法」は必ず記載しましょう。
改葬先が未定/非公開にしたいときの書き方は?
(相手との関係性によりますが)ぼかしてもOKです。
改葬先は現在手続き中につき 決まり次第あらためてご報告申し上げます。
また、改葬先を非公開にしたいときは「市内の納骨堂」「都内の永代供養」程度の表現でも十分です。
寺院(住職)あての宛名・言い回しを教えて
宛名は 「〇〇寺 住職 〇〇様」(個人名が分からなければ「住職様」)。本文は 感謝>事情(簡潔)>お取り計らい の順。
謹啓 平素よりご教導を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび当家墓所の整理(改葬)を進めたく存じます。
つきましては離檀のお取り計らいを賜りたくお願い申し上げます。
墓じまいの挨拶状での忌み言葉やNGワードは?
「処分/撤去/捨てる」という言葉は避け、「整理(改葬)」「供養の形を改める」「移す」 に置き換えましょう。
差出人は誰の名前で?連名はどうする?
基本は 家族代表(世帯主)。家族で送りたいときは「山田太郎(家族一同)」や本文末に連名にしましょう。
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墓じまいの挨拶状【チェックリスト】挨拶状を書く前・おくる前に確認!
墓じまいの挨拶状を書く前、実際におくる前にチェックしておくべき項目を一覧化しました。

かならずチェックしてくださいね
- ☐ 主旨が一文で明確(「墓じまい(改葬)を行いました」)
- ☐ 感謝の表現が入っている(永年の厚情/ご教導 など)
- ☐ 今後の供養方針を一言(永代供養/納骨堂/改葬先)
- ☐ 強い語の言い換え(処分→整理、撤去→改葬)
- ☐ 辞退表現のやわらかさ(「お気持ちだけ」「ご遠慮申し上げます」)
- ☐ 媒体の妥当性(親族・寺院=手紙、関係者=はがき)
- ☐ 宛名の敬称 正しい?(御中/様/住職様)
- ☐ 差出人・住所・連絡先 の明記(封筒裏/本文末)
- ☐ 縦横・句読点 の統一(読みやすさ優先でOK)
- ☐ 投函タイミング(工事前周知は10〜14日前、完了報告は1週間以内目安)
- ☐ 家族で内容確認(トーン・情報量・開示範囲)
- ☐ お彼岸/お盆は避ける or 文面で配慮の一言
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墓じまいの挨拶状【例文&書き方】感謝の意&トラブル防止のために必須

本記事では、墓じまいの挨拶状の書き方や例文などを紹介しました。
墓じまいの例文をテンプレートとして迷わず挨拶状を書いてください。
挨拶状をおくる理由は、相手方へ感謝を伝え、トラブルを避けるためです。
挨拶状を書くのがめんどうなのは承知していますが、ご理解くださいね。